復元的蒔絵屏風「源氏雲に菊楓と五七桐紋散らし」
日本の戦国時代、蒔絵は建築壁面の装飾という画期的な展開が試みられました。一方で大航海時代を迎えていたヨーロッパから宣教師が来日し、蒔絵のすばらしさに驚嘆して本国に紹介しました。伏見城の遺構とされる高台寺蒔絵と蒔絵のキリスト教用具などの南蛮漆器です。下出祐太郎らが使用金粉を分析し、それを根拠とした技法の考察を経て、高台寺蒔絵の復元的制作を成し遂げました。海外でも高い評価を得ています。南蛮漆器との共通点も見ものです。
復元作業
外務省日本ブランド発信事業
ポルトガル・グルベキアン財団博物館
講演「蒔絵文化と未来への継承」
ヴィクトリア&アルバートミュージアムに展示
先生方や弟子たちとともに
(イギリス・ロンドン)